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考える人

長女が就職して、最初の研修を終え、グループ毎の発表をしたと言ってました。顧客のセグメンテーションを従来と異なる切り口で分析して、売り上げ増加を模索した内容でまとめたと言ってましたが、他のチームのカタログをこうしましょうとかああしましょうとかいった提案が審査した人達に受けて、それらの目先の提案をしたチームが上位に評価されたと言っていました。私も20数年前、会社に入って、先輩方から随分いろいろな事を言われてきましたが、今振り返って思うのは、彼らの言っていたことは相当な部分間違っていたなということです。毎月、毎期のノルマの達成だけを考えろという雰囲気で、何か問題意識を持って物を考えると、考えている暇があったら一軒でも多く外訪しろとしかられる毎日を何年も続けていました。それでつぶれた同僚も何人もいますし、ちょっとした不正でつまずいた人も何人もいます。人事評価も今から考えると相当いいかげんだったと思います。あのままの生活があと1年続いていたら、私自身も今の会社には確実にいなかったと思います。そんな中、海外拠点のシステムの仕事にアサインされて、人生行路が少し変わってきました。社員を思考停止状態にしてロボットのように働かせるスタイルは、やはりそのご破綻をきたし、会社は列強の合従連合のうずの中に巻き込まれました。この激動の時代、やはり先端分野は人本主義のはずです、それを気づかぬ経営者の下で、会社は手厳しいツケを払わされたのです。社員のサラリーが数十パーセントカットされた時、ある役員が「厳しい実態を全員で共有したい」と言っていましたが、社員の気持ちが一体となっていると彼らが思っているとすれば、相当な勘違いとしか思えないと感じたものでした。会社を支えているのは、志の高い現場の人達のふんばりだということをしっかりした経営者は良く理解していなければいけないと思うのです。現場の声が常に正しい訳ではありませんが、それらを真摯にとらえて、その上で大局的な判断をすべきだと思います。現場の人間が思考停止状態に陥っていないか?それは組織を観察する上で一つのポイントだと思います。

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