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東京の下町

前述の「『狂い』のすすめ」の中で、永六輔さんが東京の下町についておっしゃったことが紹介されています。ちょっと長いですが引用すると、「永さんは東京は浅草の生れで、自分が生れ育った本当の下町の人間はあんな(注:「男はつらいよ」シリーズで描かれている東京の下町の人情味あふれる人間関係)べたべたした人間関係を持たない。あの映画が描いているのは、東京の田舎の風景だそうです。たとえば、浅草であれば、ちょっと散歩をしていて、近所の人に、『きのう寅さんが死んだよ』と教われば『あ、そう』と応じる、それだけだそうです。別段、『ご愁傷さま』とも言わないし(だって、その人は寅さんの身内ではありません)、お線香をあげに行くなんてこともしません。そんな人間関係をつくらないのが江戸っ子だそうです。」一方で、ひろさちやさん曰く、大阪の下町の人間には寅さんで描かれている人情は共感できるのだそうです。そういえば、町屋周辺の雰囲気は、そう言われてみると確かに永さんの描写に近いような気もします。

浅草といえば、半村良の「小説浅草案内」もなかなか味のある本でした。たしか今は絶版になっていますので、図書館か古本屋ということになりますが。

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