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食糧自給率

 「食糧自給率」ということばについて、かねてから「分母、分子を個別に検証する議論が無いな」と思っていたのだが、浅川芳裕という人が、文芸春秋1月号に「農水省食糧自給率のインチキ」という文章を書いていた。
 この比率はカロリーベースで計算され、かつ分母は流通に出回った食品の供給カロリーで計算されている。つまりコンビニでの廃棄量やファミレスでの食べ残し等々も含んでいる。また、健康的に生活するのに必要な食料が身近な国産でどれだけまかなえているかを厚労省の定める、健康に適正な「食事摂取カロリー」を基準に置き換えると自給率は56%になり、また、仮に輸出入がゼロになったとすると、国民が摂取できるカロリーは半減するが、自給率は100%になってしまうという。
 私もかねてより必要量とされている数字の方が減れば自給率が減るという議論が欠けているなと考えていたので、この説明はかなり納得感があった。
 更に自給率向上キャンペーンは農水省の予算確保が主目的で、それは具体的には米価の高値維持と減反のための納税負担という二重負担を国民に負わせることで、農協と天下り団体が何ら努力しなくても生き残れる道をつくるためだと断じており、なかなか論旨がクリアーだ。
 ちなみに、以前にも書いたが、ベトナム料理のフォーは米の麺で、非常においしい。下手をすると、私自身は日本蕎麦より好きかもしれないと思っている。また京都の生やつはしも好物だが、これも米からできている。もちろん日本酒は米から作るし、最近は米焼酎(メロー小鶴という焼酎がおいしい)も贔屓にしている。お米はまだまだ創意工夫の余地があるのではないかと思いながらゴクリとつばを飲むのである。

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