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江戸時代はエコ時代

 石川英輔さんという人の「江戸時代はエコ時代」という本を読みました。これはなかなか知的好奇心を刺激されました。一部引用します。
 「政治や経済は社会の基本ではないー江戸時代を手厳しく批判していた人々は、政治の形式以上に重要なことがあるとは思っていなかったのではなかろうか。しかも、思想的な面からしか問題を考えられない人にとっての政治は、実際にその社会に住んでいる人がどんな暮らしをしているかはあまり問題ではなく、政府の運用方式や、生産手段の所有形態が決まれば、人々の暮らしは必然的に決まるという単純な考え方だった。・・・本当にわれわれの暮らしの土台にあるのは人為的な政治や経済ではなく、水や空気であり、それを支えている自然環境なのだ。・・・」
 「昔の人がどんな暮らしをしていたのかを知るのは本当にむずかしい。歴史学研究の対象になるような偉い人の行動や、一揆、飢饉、犯罪などの特殊な事件ならくわしい記録が残っても、普通に働いている一般庶民が何を食べどんなことを考えていたかをこまごま記録する人はめったにいないため、日常的な暮らしがきわめてわかりにくいからである。だが、幸いなことに江戸時代の日本はすでに世界最高の識字率を達成していただけあって庶民向けの出版が盛んで、当時の生活を記録した随筆、小説などの文章や日常生活を描いた絵が数多く残っている・・・」等々。
 「目から鱗」で、これは頭の中の新たな棚を作るきっかけになりそうな本でした。

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