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第三の新人

 9月21日に庄野潤三氏が亡くなりました。遠藤周作らと共に「第三の新人」と言われた作家ですが、高校時代、遠藤の作品を片っぱしから読んでいた私にとっては気になる存在ながら、なかなか手がつかない作家でした。その後「プールサイド小景」等を読み、時々思い出したように細々と手にとってみることがありました。独特の立ち位置を貫いた人でしたが、その作品のごとく淡々と逝ってしまったなという感じがしました。

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コメント

庄野潤三の作品を読み出したのは、川本三郎の「郊外の文学誌」を呼んで興味を持ったのがきっかけ。
中期以降の「丘の上の家」を題材にした作品を中心に読んだ。「ありがとう」「おいしかった」など、淡々と普通の家庭の、普通の老人夫妻の日常がつづられている。
一つの文章もそれほど長くはなく、考えや思いを相手に伝えるには、無理のない長さだ。肩の力を抜いた、自分にとって「見えたもの」だけで構成していて、読み手の想像力を広げてくれる。先日から「星に願いを」を読み返して、実際には見たことのない「丘」の風景を想像してみた。

投稿: kazu | 2009年10月11日 (日) 09時48分

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