ぼんやりと今を想う
「もしも外国人のこの日本の歴史を書くとしたら、個々の分野では才能ある人に恵まれながらそれらを全体として活かすことを知らなかった民族と書くのではないだろうか。ほんとうはそれが政治の役割なのだが。」塩野七生「円の盛衰」(文芸春秋09年11月号より)
ローマの歴史をあれほど透徹とした目で描き上げた塩野七生氏の文章であるだけに重みを感じた。ネットの時代に突入した今、いわゆる集団的知性という概念を意識せざるをえないが、日本の政治の世界は、そんなことはおかまいなしの体で動いているようにしか見えない。
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