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電子メール

 佐々木俊尚氏の「仕事をするのにオフィスはいらない」(光文社新書)を読んでいて、面白いなと思った箇所があった。(いろいろ面白い点があったのだけれど、その中の一つ。)
「少し前までは、『電話は失礼だから、会ってお話しするのが大切』、『初対面の人にメールで連絡などとんでもない。まず電話で連絡するのが人間として当たり前』という考え方が一般的でした。しかし最近は、『緊急でもないのに、電話をかけてくる方が失礼』と考える人が増えてきています。」という。
 一般論で増えてきていると言えるほど増えてはいないような気もするが、私自身の感覚も、とくに仕事に関してはそれに近いところがある。電話は相手が今どういうシチュエーションにあるか分からないところに割り込む、ある意味失礼なコミュニケーション方法ともいえる。段取りを考えて仕事を進めている時に、大した用件でもない電話で集中力が切れる時も多い。
 もっともメール主体のコミュニケーションが成り立つのは、最低限のスキル、マナーとモチベーションがある人たちの間だけなのだろう。円滑なコミュニケーションには、やはり「気心しれている」ということが前提になることも多く、そのために直接会ったり一緒に飲み食いする機会も必ず必要になってくる。
 しかし考えてみれば一昔前は手紙でやりとりして、その上で必要に応じて直に話をするということが行われていたので、そういう意味では電子メールはスピード感が手紙とは異次元の世界とはいえ、やはり「メール」には違いない。と考えると、電話の時代が逆に異質だったのかなとも思ったりする。もっとも最近はだれからの電話かが見える場合もあり、いやなら出ないということもできるのでやや趣は違うが。
 この本は「ノマドワーキングスタイルのすすめ」という副題だが、いわば「どこでもオフィス」での仕事について語ったもので、なかなか楽しい内容だった。

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