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蟹工船

 2008年に小林多喜二の「蟹工船」が何故か改めて脚光をあび、流行語大賞になったりしましたが、自分にとっては大学受験の日本史で暗記しただけで、一度も読んだこともなく特段興味もなかったのですが、この間、日垣隆の著作の中で「小林多喜二のホラー小説」という表現があったので、ちょっと気になって「青空文庫」でiPhoneにダウンロードして読んでみました。
 というものの、これが今改めてブームになったのはどうも違和感がありました。資本家に搾取されて、最後はストライキを起こす。一回目は「監督」が海軍に無線通報し出稼ぎ労働者達はあっけなく鎮圧されてしまうが、二回目は成功。目の敵の「監督」はまさに監督不行き届きで「資本家」にたたき出されて小説はお終い。
 蟹工船の悲惨な労働条件を描写するのが主題なのかもしれませんが、肝心の資本家の問題はうやむやなままでどうも消化不良な感じです。舞台はカムチャッカ沖。海軍も資本家と結託した悪者に描かれています。これが何故またブームになったんですかねという感じでした。

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コメント

マルクスも見直されているといいますし、資本主義経済、自由競争の果てが共産主義だとしたら皮肉ですね。だとすると、中国も経済発展の後に原点回帰になるのでしょうか。

投稿: bigeast | 2010年11月28日 (日) 23時42分

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