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東京物語

 小津安二郎の「東京物語」をDVDで観ました。まず思ったのは、言葉づかいが随分違うなということでした。スピードはゆっくりなのですが、今よりももっとストレートな物言いが多いように感じました。あの頃の日本人はこういう日本語を使っていたのかなあという感じ。それに比べると「三丁目の夕日」はノスタルジーは感じるものの言葉づかいはほとんど現代と変わらない感覚でした。昭和というと、おそらく小津映画の雰囲気の方がリアルなのかもしれません。
 笠智衆は私が通った高校のある鎌倉の大船付近に住まいがあり、散歩しているのを見かけたことがありますが、結構若い時分から老人役がぴったりの俳優さんでした。原節子も、昭和を代表する女優と言われていますが、この映画を見るとなるほどなあという感じがします。老夫婦が尾道から東京に旅行に来て、子供達が忙しい生活の中、少しうとましい思いを持ちながら父母に接している会話。どこにでもありそうな話です。少しもどかしい思いを持ちながら観ていると、小津は最後に原節子と香川京子の会話の中で一つの思いを語らせる。そして笠智衆と原節子の会話で映画全体のまとまりがつくという段取りになっています。心に残る映画でした。

東京物語

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

最近、古代をテーマにした小説を読みました。時代考証って難しいですね。

投稿: bigeast | 2010年12月12日 (日) 20時26分

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