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普段からの心構え#3

 大前研一、柳井正「この国を出よ」を読みました。「日本を出よ、そして日本に戻れ」という大前氏。「僕はそもそも政治が大嫌いです。」といい、その自分が政治について発言することに覚悟を読みとってほしい。」という柳井氏。文化的、情緒的な部分はほとんどふれず、もっぱら経済の視点から物を論じている点はやや気になりましたが、国債の問題を軸とする経済の見方や、海外に生き延びる道を求めようという主張も概ね共感できるものでした。
 大前氏は日本経済が破綻するXデーを2013年ころを想定しているようですが、柳井氏は「大前さんが考えるよりも速いスピードで近づいている気がする。」と言っています。私自身は国債のデフォルトは2013~2014年くらいかと考えていましたが、もっと手前を見ておく必要があるの」かもしれません。
 大前氏によると、日本が国債デフォルトの危機に直面したら、日本が保有する約65兆円もの膨大な米国債を売り払わずを得なくなり、今度はアメリカが窮地に追い込まれる。日本がアメリカを道連れにクラッシュしたら、世界経済は間違いなく崩壊する。・・・国債のクラッシュによって国民の金融資産が吹き飛んでしまう。メルトダウンした金融機関はどうするか。過去の例見ると、「預金封鎖」の可能性が高く、その先に待っているのはハイパーインフレ。これに耐えられるのは「金」や「不動産」「外国通貨」などだけだろうとしています。
 ハイパーインフレの下では自国通貨は価値がなくなり、行きつくところは物々交換や他国通貨(過去の例では米ドル)が闇で流通するといった事態もありえます。円で物が買えなくなると日々の生活が立ちいかなくなります。その日の食べるものにも困ることになるでしょう。
 この本は昨年の10月に出版されていますが、その後大震災という新しい要因が加わったことで、状況がさらに混沌としてきました。一応、主要国は日本経済の支援を表明していますが、どうなるでしょう。
 震災と明確に異なる点は、残念ながら国債の問題は明らかに人災ということです。いずれにせよ、日本は今年から1~2年の間に歴史的な大転換点を迎えることになりそうです。それに対して何を心構えしておけばいいのか、各自が考えておく必要がありますね。

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