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2011年5月22日 (日)

秋葉原

 昨日の朝、NHKラジオの「著者に聞きたい、本のツボ」に出ていた福島麻衣子さんの話が面白かったので、著書の「日本の若者は不幸じゃない」(いしたにまさき氏との共著)をアマゾンでオーダー。速攻で読んでみました。
 著者は東京芸大を出て、現在は秋葉原でアイドルが働くライブ&バー「ディアステージ」等を経営している異色の経歴の持ち主。まだ27歳だそうです。現代の若者の「居場所」のありかたを「クラスター」という言葉で表現しています。あるいは「学園祭ビジネス」というキーワード。
 基本的に中心がなく、なんとなく人が集まっている感じのクラスター。そこには帰属意識はほとんどなく、その瞬間の盛り上がりは共有するが、その場で密なコミュニケーションを楽しんでいるわけではない。自立した個人の集合をクラスターと呼んでいます。
 この概念はかなり共感できます。私自身も、仕事の中でよく「小さなセル」という言葉を使います。価値観がオーバーラップする気心のしれた小さなサークルがいくつもあって、あるプロジェクトを進めるために必要なスキルをもったサークルがアドホックに集まって大きな仕事をしていく。終われば解散というイメージです。達成感があれば、「またいつか一緒に仕事をしたいですね」という感じ。現代の若者像のある一面を活写していて、大変興味深く読むことができました。
 「日本の政治はダメかもしれない。でも、世界から比べたら私たちの国はとても裕福で恵まれています。不況ですが、私は不況を生きる若者こそ、今までになかったようなチャンスが転がっていると思えるのです。そう思えないのは、過去の人たちが作った価値観やもっと言えば栄誉や栄光にとらわれすぎているような気がしてならないのです。」というのもその通りなのでしょう。
 秋葉原からはこのところすっかり足が遠のいているので、久しぶりにまた探検してみようかな等と思いました。

(おまけ)
ちなみに、「関心があればtwitterをフォローしてもらえるとうれしいです。」とあとがきにあったのでtwitterのアカウントを検索したら、既にリストの一つに加えていました。「あ、この人ね」という感じでしたが、我ながら情報感度はまだまだ悪くない?などとちょっとニヤリとした次第。

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