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世代の交代

 この週末で日下公人さん関係の本を2冊読みました。私が同氏の著作を読んだのは、大学で経済学科に入学前後に高田馬場の芳林堂で買った「日本経済『やる気』の研究」でしたが、大学4年を通じても、経済関係の本ではこの本が一番印象に残っています。その影響もあって、卒論ではケインズ経済学に不確実性の要素を組込めないかを研究していた日本では馴染みのうすい新進経済学者の理論をとりあげたりしました。
 それから30年以上日下氏の発言をフォローしてきましたが、今回改めて感じたのは同氏も既に80歳をこえてきたということです。私の父も86歳ですが、戦前、戦中、戦後を経験してきたこの年代の人達の見識は、しっかりと次の世代に引き継がれているのだろうかと考えてしまいます。社会はやはり身体の無理もきく若い世代が中心に動いていく必要があると思う一方で、世代間のリレーが途切れないように意識しておく必要があると思います。「おばあちゃんの知恵」ではありませんが、経験に基づく知見というのは、机上で考えるアイデアとは次元の違う重みがあるからです。「自主防衛を急げ!」の共著者の伊藤貫氏は1953年の生まれですが、この親子に近い年齢差のある二人の対談を読みながら、日本が世代交代の時代に入ったことを改めて強く感じました。大地震、津波、原発事故が発生した2011年は、日本にとって間違いなく歴史上の転換点になるのだろうなと考えます。その過程の中で、我々は先人の知恵をきちんと引継いでいくことができるのかどうか。

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