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2011年6月 6日 (月)

「通貨」を知れば世界が読める

浜矩子さんの「『通貨』を知れば世界が読める」を読んでみました。なかなか示唆に富んだ内容でした。
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・世界が一蓮托生ということは、とりもなおさず、グローバル時代には絶対的な「強者」がいないということを意味している。
・均衡点から不自然な形で遠ざかろうとしている市場を、均衡点に引き戻すということが、為替介入の役割なのである。だが、これを似て非なるものが「通貨の価値を一定方向に意図的に誘導する」という発想だ。
・チューリッヒの子鬼。
・隠れ基軸通貨としての円。~円キャリー。
・グローバル時代は基軸通貨なき時代だと思うが、隠れ基軸通貨にはひょっとするとそれなりの役割があるかもしれない。
・プラザ合意~円高進行に対して、日本の政府は金融大緩和をもって臨んだ。その結果何が起こったか。いうまでもなく日本の「バブル経済下」である。
・「前川レポート」は結局実行に移されることなく、日本は構造変革という道を進まず。金融緩和という「対処療法」へと逃げてしまった。
・ドルの過大評価が修正される力学はもはや抗いがたい。その流れは日本に何があろうと、それとは無関係に動き続ける。
・あれこれ言っても、そう簡単に円を手放すわけにはいかない。そのような構図がグローバルな通貨金融市場においてできあがっているということだ。
・むしろこれからの注目点は、一ドル50円への展開がどのような形をとるのかということだろう。急激に来ればくるほど打撃は大きい。
・最悪中の最悪シナリオは、「グローバル時代に幕が下りる」ことである。要は鎖国だ。
・TPPは特定地域の囲い込み政策である。いわば集団的鎖国主義である。その意味で、TPPが実現すればそれだけ貿易の自由度が高まるという発想はおかしい。通商面のみならず、通貨面でもブロック化の動きが強まる展開になるかもしれない。

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