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担担麺

 総じて麺類はかなり好きなのだが、「担担麺」がメニューにあるとつい頼んでしてしまうことが多い。担担麺の名前は、中国の成都で、ある男が天秤棒の片側に七輪 と鍋、もう一方に麺や調味料をつるして、担いで売り歩いていたことが由来らしい。ワープロで「たんたんめん」を変換すると坦々麺と出ることがあるが、この間Twitterで坦々麺と書いたら、「坦じゃなくて担」と注意が入った。その人(Bot)のTweetは、全て「坦じゃなくて担」だったので笑ってしまった。
 それはともかく、上海から帰国して、日本では担担麺単品のラーメン屋があるのには驚いた。この間入った店はこぎれいな店だったのだが、自動販売機でチケットを買って入ると、中はしゃれたカクテルバー風の店になっていて、その時は女性2人組と、アベック1組がカウンターで麺を食べていた。そこの40代であろう主人がお客と結構しゃべる人で、やや違和感があった。後から入ってきた男性には「今日は一人?」と聞き、「○○があるんだけど食べてみる?」と言って、通常の担担麺に何か赤い粉(唐辛子の一種か?)をふりかけていた。「結構からいでしょ?」と聞かれた男性客は訳のわからない音(コメント)を発していた。担担麺を食う店に「こじゃれた」テーストはいらないんだけどなあと思いつつ、やたらと山椒(花椒)がきいただけの麺をすすって店を出た。こういう店に入ると、三河島の桃天花の庶民的でボリュームが半端でない担担麺が懐かしくなる。ここ数年、いろいろな店で担担麺を食べた中で、また来たいなと思うのは数店しかないのだが、考えてみると、それらに共通するのは、単に「麻」だけはなく、また単に「辣」だけではない、いろいろな味が混然一体となって、複雑な深みのある辛味を味わわせてくれることだ。こういった味を出すのには、いろいろな工夫をしているんだろうなと思いつつ汗を流すのが心地よいので、「はずれ」も多い中、つい新しい店にまた「トライ」したくなってしまうのだ。 

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グルメ・クッキング」カテゴリの記事

コメント

担担麺はお店によって味も辛さも具材もかなり違う。酸辣湯麺はそんなに違わない。これは担担麺が日本でポピュラーになってバリエーションが増えたせいでしょうか?


kazu様

コメントありがとうございます。酸辣湯は元来「湯」ということもあるかもしれませんね。ちなみに私は個人的には酸辣湯はやや苦手で、自分からは頼みません。

mizuki sasaki

投稿: kazu | 2011年11月18日 (金) 10時33分

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