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2012年3月

ノマドライフ

 先日、本田直之氏の「ノマドライフ」を読みました。佐々木俊尚氏の「仕事をするのにオフィスはいらない」で広く知られるようになったノマドワーカーという概念から、ライフスタイルに踏み込んだ読み物で、なかなか面白く読み進むことができました。「ノマド」の議論もようやく実践的なライフスタイルの話として地に足がついてきたかなという感じがしました。
 「場所」について言えば、私自身はこれまで「行ったり来たりの生活」と表現していたのですが、要は住むところを複数持って、そこの間を行き来することで頭をリフレッシュできないかというイメージで物を考えてきました。
 具体的にはアメリカから帰国した1996年に群馬県に土地を入手し、はじめはそこから東京に新幹線通勤しようかと考えていました。しかしながら、バブル崩壊後会社が新幹線の利用をサポートしなくなったこともあり、まずは子供の学校の選択肢の多い東京に住むことにして、群馬との二重生活を模索していました。ログハウスが好きだったので、ログハウスを建てられないかと計画まで練ったりしていました。(ログハウスも必要であれば借りることもできるので、今は自分で建てることには興味が無くなりましたが。)
 そうこうしているうちに仕事でシンガポールや他の東南アジアの国々を訪問することになり、2002年に中国勤務となったことで、40代になるまでいかに中国や朝鮮半島、東南アジアの事を知らなかったのか思い知らされました。カルチャーショック。ある意味これまでの不勉強を恥じました。2006年に再び中国から帰国した後約2年の間は日本から出張ベースで中国の諸都市、ベトナム、台湾、インド等に出向きましたが、更にその感を深くしました。
 そうこうしているうちにリーマンショックが発生し、昨年は大震災と原発事故。政治は完全に崩壊して迷走しています。経済も先行きが見えない中、「行ったり来たりの生活」もなかなかままならない状況となり、これは国内だけを見て物を考えていてはいかんなというイメージを去年から具体的に持ち始めました。
 確かに先は見えないのですが、とはいえ一方では従来の既成概念が大きく崩れたことで、逆説的ですが「見晴らしはよくなったな」という気持ちもしています。「自立した個人の時代が来た」と言ってもいいかもしれません。
 ということで昨年はいろいろと新しい事を始めてみようと、年初にResolutionをたて、大小12くらい新しい事にトライしてみました。マレーシアのMM2Hの取得はその一つです。タイ、フィリピン等も選択できましたが、総合的に考えてマレーシアの長期滞在ビザをとりました。
 それと平行して中学生の子供を留学させられないかという話になり、これもカナダ、ニュージーランド等々いろいろ調べたところ、意外にマレーシアのインターナショナルスクールも現実的な選択肢ではないかと思い始めました。この件は今後どうなるかまだ分からないのですが、一昨年までは全く考えていなかった展開となっているのは面白いといえば面白い話です。
 等々、毎日の生活は一見今まで通りのルーティンを淡々と続けていますし、これからもそうだと思いますが、頭の中は思考停止している時じゃないなと思ってます。

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シンプル

 Facebookのニュースフィードに流れていた小山龍介さんの記事で紹介されていた鉄拳のパラパラ漫画「振り子」を見ました。作者はプロレスラー〜俳優〜吉本のお笑い芸人という異色の人物のようですが、この作品を見る限り、並々ならぬ才能を感じます。
 この作品をきっかけとしてYouTubeでいくつかパラパラ系の投稿を見てみましたが、パラパラ漫画の奥の深さを改めて認識しました。考えてみると、アニメも原理的には同じなのだと思いますが、アニメほど大掛かりでなく、一人の人間が描いた数百枚から千枚くらいの簡単な絵から紡ぎだされる数分の荒削りな映像がこれほどのインパクトを与えることができることに驚きを覚えます。それと、画像とマッチした音楽の効果がすごく大きいことも再発見しました。この辺、こういったジャンルには日本人の感性と可能性、まだまだあるなあ等とあれこれ考えたりして、一つ新たな引き出しが頭の中にできました。

 


振り子 

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既成権力者の崩壊

 日下公人「既成権力者の崩壊」を読みました。日下さんは1930年の生まれですから、もう80を越えています。著書もおびただしい数にのぼりますが、ますます冴え渡る洞察力と筆力に驚きます。このブログに何回も書きましたが、私も大学1年の時「日本経済『やる気』の研究」を読んで以来、30年以上に渡って何十冊も日下氏の本を読んできました。ただこのところ、ご本人も残された時間を意識しているのではないかということが行間から読み取れる気がするのは長年の読者として少しさみしい気もします。逆にそれだけに物言いが従来以上に旗幟鮮明になっているようにも思います。例えば、防衛に関連して原爆保有の立場を表明しています。といっても、これも「そういう議論が日本の中にしっかりあることを諸外国に表明すること自体も抑止力になる」という読みもしっかり計算されているようにも感じていますが深読みでしょうか。この本でも放射線に関する意見もストレートに表明されていますが、この辺は私も素人なのでよく分かりません。ただ、日下さんがここまで言うかという印象はありました。一方で、地下の小型原発と、そこから発想する様々な提案の柔軟性には著者の面目躍如たるものがありました。
 話は変わりますが、このところ歳をとるにつれて「やりたいこと」がどんどん増えてくるのには戸惑います。若い頃は、歳とってくれば体も心もだんだん弱っていくんだろうなあ等と考えていたのですが、体は確かにどんどん弱ってはいるのですが、歳相応に体力を維持する楽しみはありますし、訪ねてみたい異国の地も沢山あります。本を読んでも昔は分からなかったことが読み取れる事も多く、いろいろな事に興味がつきません。これでは死ぬ時にどんな心境になるのか見当もつかなくなってきました。「あれもできなかった、これもできなかった」という気分になるのかなあ。多分その時はそんな考えも浮かばないのかもしれないなあ・・・等々。

p.s.「日本経済『やる気』の研究」をGoogleで検索したら、3つ目にこのブログの記事がリストアップされたので笑ってしまいました。古い本ですからね。調子にのってyahooで検索したら、こちらは相手にされてませんでした(笑)。グーグル先生偉い!でもこれ、自分が検索したからかな?

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琵琶湖マラソン

 男子マラソンの五輪選考会を兼ねた琵琶湖毎日マラソンで、一般参加の山本亮選手(佐川急便)が日本人トップの2時間8分44秒となりました。本命視されていた旭化成の堀端宏行選手は途中まで外国人選手のトップ集団につき、このまま2時間8分台でロンドン行きを固めるかと思われましたが、途中から失速、安川電機の中本健太郎選手にじりじりつめよられ、抜かれた後はどんどん順位を落とし、最終11位。中本選手も、ほぼ日本人トップでゴールに飛び込みそうと思われたものの、山本選手がまさに飛脚ばりの追い上げでトラック勝負に持ち込んで中本選手をゴール前200メートルほどで抜去りました。旭化成の宗監督は堀端選手の敗因を給水ミスと指摘していましたが、途中からの苦しそうな表情、体の動きは痛々しいものがありました。反面、中本選手と山本選手の切れのいい走りが印象的でした。山本選手はゴール直後のインタビューで、「ロンドン、ロンドンと思い力を振りふりしぼった。まだアドレナリンが出っぱなしでおさまらない。」といった趣旨のコメントを残していましたが、まさにその表情には力がみなぎっていました。勝つ人の表情はやはり違うなと思いましたが、アドレナリンという言葉はこういったインタビューではあまり聞かないものですが、妙にその表情を形容するのにフィットしていました。
 話はかわって、女子プロゴルフの開幕戦、ダイキンオーキッドレディースは、ルーキーの斉藤愛瑠選手がプレーオフで三塚優子選手と李知姫選手を振り切って優勝しました。
 18ホール目で入れれば優勝というパットを斉藤がわずかにはずしプレーオフへ。これまでかと思いましたが、プレーオフ1ホール目で李選手が脱落した後、2ホール目で三塚選手が約60センチのパーパットをはずし、先にパーとしていた斉藤選手の優勝が決まりました。最終数ホールの斉藤選手の表情も真剣さがみなぎっていましたが、よく持ちこたえました。
 ということで、今日の午後はテレビで随分スポーツ観戦してしまいました(笑)。ちなみに来週末は名古屋ウィメンズマラソンが開催されます。これも五輪出場権をかけて争われますが、野口、渋井、尾崎、赤羽といった日本を代表するトップランナーが集い、激戦は必至なのですごく楽しみです。

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もりたてる

 先日、ある人と話をしている時に、印象に残った表現として「○○さんをもりたてる」という言い回しがありました。そういえばチームワークという言葉はよく使われるのですが、リーダーを「もりたてる」という言い方は最近あまり聞かないなあと改めて思いました。個人が重視され、「自分が自分が」ということは強調されていますが、それだけを考えていてはチームとして高度なアウトプットが出せるとは限りません。この辺、もう少し頭の中をきちんと整理しておく必要があるなと思いました。

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