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切り抜き

昔読んだ本で印象に残ったページをコピーしてノートに貼りつけたものがたまたま目についたのでパラパラめくってみた。読み返してみると確かに記憶の片隅に残っているものばかりなのだが、普段の生活の中ではすっかり忘れていることにがっかりする。
なかなかいい着眼の切り抜きと思うものもあるのだが、いずれにせよ、これまでの膨大な読書のうちどの程度が腑に落ちているのだろうかと思うとはなはだ心もとなく残念な気がする。
切り抜きの中に、塩野七生さんの文芸春秋のコラムで「価格破壊に追従しない理由」というのがあった。「・・・ところが帰国してみて驚いたのは、高いというだけで今風ではなく、何もかもが安ければよしという風潮に、日本もまた染まっているということだった。・・・これはもう価格破壊の先に待つ文明の破壊になると思い始めたのである。」「ショッピングとは、ただ単に物を買うという経済上の行為に留まらず、想像力をきたえる行為にもなりうる。」「想像力とは筋肉に似て、使わないと劣化するという性質を持つ」・・・「そして、高い品と安い品のちがいは、買い手の想像力を刺激するかしないか、にもあるのではないかと思っている。」・・・全く忘れていたが面白いコラムだった。

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