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2013年3月

羽田空港と成田空港

 今は仕事で海外に行くことは無くなってしまったが、成田空港にはこれまで何回行っただろうか。プライベートな旅行も含めると行きと帰りで150回は超えていそうだ。
 京成線沿線の町屋に住んでいるので、成田には1時間ちょっとで着く。以前は大抵JAL便を使っていたので、空港第二ビルでスカイライナーを降りて、いつも本屋さんで本を1〜2冊買って飛行機に乗っていた。これから海外に行くぞという感じで、仕事の緊張感とあいまって、結構ピリッとした気分になったものだった。その意味で思い出深く好きな空港だった。
 その後、前職の終盤になって上海便が羽田からも出るようになり、何回か羽田から中国に出張した。当時の羽田国際線ターミナルは仮設のビルのような風情で、空港内のバスで数分移動して到着といった感じだった。向こうの虹橋空港よりも環境悪いんじゃないというくらいのもので、どうせ行くなら成田から行きたいと思ったものだ。(ちなみに現在の虹橋空港は「ものすごい」大空港ビルになっている。)それが最近は様変わりだ。モノレールを降りて改札を抜けるとすぐに出発ロビーでチェックインができる。食べ物屋や土産物屋も随分多くなった。自宅からはちょうど1時間でチェックインカウンターに到着する。電車賃片道680円。成田に行くと普通で行って1330円と約2倍だ。マレーシアに行くエアアジアが羽田から深夜出るので、この所羽田ばかり使っているが、どんどん便利になっているのが分かる。片や成田は凋落の一途だ。昨年広州に行った際に何年ぶりかに成田を使ったが、これがあの成田空港?という感じだった。自分自身の感覚も変わってきたのだと思うが、結構ショックだった。
 LCC各社は夜間飛行の制限が厳しく、空港使用料の高い成田は使いにくいらしい。確かに、成田に近いゴルフ場にたまに行くと、騒音が大変というのも分かる気もする。一方で、以前上海で住んでいたアパートは虹橋空港から「歩いて」15分くらいの所だったが、飛行機の騒音が煩わしかった事は一度もなかった。飛行経路の関係だろうが、それにしても妙な感じもする。
 いずれにせよ、羽田が国際空港として便利になってくると、成田の存在価値がどんどん低下するのは止むをえないだろう。「都心から遠い」と言われているが、各国の首都に行っても、国際空港から都心に行くまでに1時間くらいかかるのはそれほど珍しく無い。とすれが、成田がアジアのハブ空港になれなかったのはそれが理由でないことは明らかだ。羽田がようやく多少使える国際空港になりつつあるが、この何十年間、成田を東京の空の玄関口にしていた事の代償がどれほど大きかったかを考えざるをえない。 

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春の気配

 先週末は東京も桜が満開だというので、日曜日に荒川自然公園に散歩に行ってみた。荒川線沿線は桜並木が例年通り見事に満開。東の方の出入り口付近は遠くにスカイツリーをのぞみ、のどかな風景を満喫できた。園内には他にもいくつかの花が満開になっていたが、ユキヤナギの白い花が特に見事だった。
 荒川自然公園を一回りして町屋駅方面からブラブラ帰宅したら、我が家の前の金木犀とハナミズキも新芽を出しているのに気がついた。ふと足元を見ると、なんと我が家にもユキヤナギが盛大に白い花を咲かせていた。その後ろの紫陽花もうすい緑の葉っぱを伸ばしている。思わず「春だねえ」とひとりごちたものだった。

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ワインまとめ買い

 先週の週末に明治屋でたまたま目について買ってきたメルローのワインが久しぶりに「当たり」だったので、調子にのってネットでボルドーを9本オーダーして、昨日デリバリーされてきた。赤ワイン用の大きなグラスで味わいながら飲むと、なかなかいいものだ。
 一度に複数のワインを買うのはロスアンゼルスから帰国した際にカリフォルニアワインを20本くらい買って帰った時以来だ。そちらは殆どおみやげで配ってしまったのだが、今回は自分で飲む予定。ワインに関する知識は全然無いのだが、ちょっと調べてみようかなという気にもなってくる。いろいろな種類のワインを続けて飲んで、多少は味の違いが分かるようになるといいなと思っている。ということでこの週末はほろ酔い気分。

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ジム通い

 これまでスポーツジムには随分お世話になった。家内は若い頃からジムでエアロビクスをやっていたのだが、私も31歳の時にロスアンゼルス勤務になって、家内の勧めでジム通いを始めた。当時、日本ではエアロビックのエクササイスに男性が入るのはかなり勇気がいったと思うが、アメリカでは随分多くの男性がエクササイスしていたので、割りとすんなり加わる事ができた。毎週末に通っていたが、気に入っていつも行くクラスは黒人男性のインストラクターだった。比較的シンプルな動作をこれでもかと反復してかなりハードだったが、脂肪燃焼の実感もあり楽しかった。まわりは男女とも足も長く、ガタイのいい連中ばかりで、中にはびっくりする程スタイルのいい女性もいた。アメリカ勤務の収穫の一つは、当時日本では今ほど普及していなかったエアロビックを随分楽しんだ事かもしれない。
 帰国した後は、電車を使って30分くらいかかる後楽園のジムに通っていた。町屋に越してからは近くのジムに移って、あい変わらず週末にマシンやエアロビックで汗を流していた。町屋に引っ越してからは歩いて7分くらいの所にジムがあったので、そこに通っていた。
 上海時代は、住んでいたアパートにジムの設備があったので、マシンを使ったりしていた。子供がテニスを習うというので、私もやったことがなかったので、少し教えてもらった時期もある。
 上海から帰国して、また町屋に住むようになってからは再び以前のジムに通うようになった。ただ、エアロビックのクラスをとっても、何か面白くなくなってきたので、だんだんマシンだけになり、次第に足が遠のいてしまった。その後、一念発起、ジムをやめて太極拳の道場の門をたたいた。太極拳は1年ちょっと続けたが、これは結構目からウロコだった。体のコントロールという事を学んだように思う。
 そうこうしているうちに大震災が起こり、原発事故が発生して騒然とした時間帯に突入。平日と土曜に通っていた太極拳もやや負担になってきたので、やめてしまった。その後、比較的近くにオープンしたジムの会員になったものの、数回行っただけでそこもすぐ退会した。何がネックになっているのかと考えてみたが、「面倒くさい」ということかと思い当たった。シューズとウェアを持ってわざわざジムに行き、着替えをして運動してシャワーをあびてまた着替えをする等々。終わってみれば爽快なのだが、とにかく面倒くさい。
 米国ではウェアのまま自動車で往復していたので、その分かなり楽だった。上海でもアパートの敷地内にジムがあったので気楽なものだった。ちなみに現在家人が住んでいるKLのコンドにもジム併設のクラブが隣にあるので、家からウェアのまま歩いて行ける。マレーシアに行った時は毎日そこで運動している。
 そんなこんなで東京ではジムも太極拳もやめてしまったので、最近は生活の中で体を動かす工夫をしている。通勤の行き帰りで少し長く歩く。負荷をかけるためにわざとカバンを重くしてみる。家の中で、朝晩腹筋や背筋をする。自転車に乗る。柔軟体操をする。
 特に家の中であれば、人目を気にする必要が無いので、適当な服のまま体を動かせばよい。汗をかけばそのままシャワーを浴びる。サウナもプールも無いがそこはまあ仕方がない。気の向くままにやっているので、体を鍛えているという感じではないが、この歳になればこの程度でいいかなとも思ったりしている。なにより家を出る準備や往復、着替え等々の時間が無いのがよい。「運動しなくっちゃ」という義務感も無く気ままなものである。仲間と一緒に運動するのであればまた違うのかもしれないが、今の私にとっては気楽が一番ありがたい。以前は家庭用のランニングマシン等を見て?と思っていたが、最近は「成程、そういう需要も確かにある」ねと思っている。この間、イチローの最近の様子を取材したテレビ番組を見たが、シアトルからニューヨークに引っ越した際にまず持っていったものに、特注のトレーニング用のマシンがあった。大きな部屋一部屋にいくつものマシンがあり壮観だった。さすがに我々にはそこまでは無理だが、自宅で何かできるというのはなかなかいいものだとこの頃思っている。

Pool
KLのコンドに併設されてるクラブの屋外プール。
テニスコートもある。ここは気楽に歩いて行って
運動できるのでありがたい。更衣室もシャワー・
サウナも広くゆったりしており、大人も子供も
のんびりスポーツを楽しんでいる。

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コンクリートジャングル

コンクリートジャングルという言葉がたまに使われます。東京を歩いていると、確かにコンクリートとアスファルトで覆われていて、時々殺伐とした気分になります。東京は緑が少ないと言いますが、見回してみると地面が露出している場所が全く無いという事も多いと思います。雑草がはえたり砂埃が舞ったりして手入れが大変だからだと思いますが、散歩をしながらいつも、もう少し何とかして土の地面を残せないものかなと思っています。後は自動車ですね。車を気にしないで歩けたらかなり違った感じになると思います。信号が無くなって、車の騒音が全く無くなったら別世界です。江戸時代ってそんな感じだったのかなと時々思います。それでいて花火はあるし鮨も食べられる。歌舞伎や落語もあって・・・。衛生状態は今よりかなり劣るでしょうし、熱海まで旅行するのにも箱根の関所を超えて徒歩で何日もかかるとなると、今の感覚から考えるとそれはそれで不便です。

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築地

先週の金曜に、築地市場の「市場の厨房」という店で食事してきました。高校の友人からの「おいしかった」という情報をもとに予約をして行ったのですが、予約の電話に出たおねえさんの応対も大変感じがよく、昔ロスアンゼルスで一緒に仕事していた方2人と一緒にカウンター席で飲んできました。さすが築地の食べ物屋だけあって、材料も良く、しっかりした料理が出てきて満足しました。
築地は以前から気になっていたのですが、なかなか行く機会がなかったので、週末の日曜に銀座に買い物に出たついでに晴海通りをずっと散歩して勝鬨橋まで行ってみました。そこから築地市場周辺をブラブラと歩き、おおよその様子をつかむことができました。あいにく日曜は殆どの店が閉まっているのですが、新橋、有楽町、銀座といったあたりとの位置関係等が理解できました。町屋からだと電車の便があまりよくないのですが、この周辺、違いが分かる人と一緒に繰り出すとなかなか面白い所なので、これから守備範囲に入れておきたいと思います。

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黄砂

昨日の黄砂はひどかった。午後はこれまで見たこともないような空模様になった。換気のために少し窓を開けたら家中がザラザラになった。気象庁は砂埃が強風で舞い上がる「煙霧」だとして黄砂では無いと言っているが、これはどうみてもそんなものではなさそう。新聞、テレビもこれに関しては驚くほど素知らぬ顔だ。これも何かの情報操作か。大震災から丸2年。あまり変わってないなという気がする。

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立派な容器

 最近ヨーグルトを作っていると書いたが、牛乳のパックをそのまま使っている。牛乳パックは清潔な環境で作られて出荷されているので、なまじ家の容器をきれいにしたものより雑菌が少ないのではないかと勝手に思っている。
 最初は1リットルの容器の口をあけた形で使っていたのだが、使っているうちに開け口にヨーグルトがくっついてベチャベチャになってくるので、ハサミで少し上の方を切り取っている。そうすると口のところがシャープになって、あまり汚れないで何回か使えるようだ。
 こうして牛乳パックを再利用してみると、これはまあ立派なものだと改めて感心する。夏場はペットボトルに家から水を入れて持ち歩いているが、これもまた軽くて水ももれない優れものだ。また缶コーヒーによく使われているアルミの500ミリリットル缶などもほれぼれするような出来の良さである。こういった容器が使い捨てになっているのはいささかもったいない気もする。リサイクルされているといっても、実際は言われているほどはうまくいってないという話も聞く。せいぜい時々自分で何回か使って有効活用しようかと思っている。

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多様性

 海外で通算12年暮らし、それと合わせて勤務していた会社の国際部門の仕事に20年従事してきたので、言葉も肌の色も考え方も違ういろいろな人間が混ざっている多様性のある環境にいることの方が普通の感覚になっているような気がする。これまで何十年も身の回りがこのように振幅のかなり大きな多様性に富む環境だったので、日本の国内にいると、なんだかんだ言っても振れ幅がさほど大きくない居心地のよさから時々抜け出したくなる気分になる。海外を含め、いろいろな場所を行ったりきたりしながら生活したいと考えているのはそういった背景がある。
 話は変わるが、ビジネスではよく「顧客ニーズに合致した」といった言い方をする。しかし、「最先端」のフロンティアでは違う言い方をした方がいいと思っている。例えば、シリコンバレーでは世界中から知的能力の高い野心に富んだ人間が集まってきて、「誰も見たことのない」技術やサービスを生み出すことにしのぎを削っている。そのレベルでは「顧客ニーズに合う」ではなく「人が驚くような」サービスを目指しているはずだ。まあ、驚くようなサービスは最終的には顧客ニーズに合致するのかもしれないが、顧客の意見を聞いたり顔色をうかがったりしてサービスを考えるというスタンスではなく、彼らが見たこともないサービスで驚かせるという「これ面白いだろ?」「かっこいいだろ?」といった気分、そもそもの考え方の違いがそこにはあるはずだ。そして、そのような革新的なアイデアは「多様性」のある環境から生まれることが多いと思う。しかし、そのようなエキサイティングな環境に身を置くと確かに疲れるので、そういう時は日本のような穏やかで繊細な環境がありがたくなる。両者を行ったり来たりしながら生きていきたいというのが私の思い描くライフスタイルだ。

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