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データバレー

 全日本女子バレーボールチームアナリストの渡辺啓太氏の「なぜ全日本女子バレーは世界と互角に戦えるのか」を読んでみた。
 バレーボールは結構好きで、全日本女子バレーの試合も何回か見に行ったことがあるが、アナリストの活躍まではあまりよく注意していなかった。眞鍋監督のiPad姿は有名で、どういうデータが表示されているんだろうなと思っていたが、その内容も紹介されている。ソフトウェアはイタリアのデータバレーが業界標準らしい。データ分析と言えばデータバレーと言っても過言ではないそうだ。イタリア発というのが面白い。他国の大手企業も開発に着手したこともあるらしいが、結局撤退しているとのこと。
 著者は専修大学時代にExcelで分析ソフトを作りこんだと言っているし、ネットには日本企業の簡易版のソフトも宣伝されているが、世界各国で使われているという事は、相当に作りこんであるソフトなのだろう。
 一方、印象的だったのは、データの入力方法やスピードだ。アナリストは、試合中の各プレー毎に細かいデータをアルファベットと数字、記号でほぼリアルタイムに打ち込んでいるらしい。また、ビデオ映像や入力したデータをいかに分析に役立てて、かつ見やすく監督、選手に提供するかに心血を注いでいることが読み取れる。
 いいシステムができて、それが十分に力を発揮するのは、やはりユーザの情熱とこだわりなんだよなと一人うなずいたものだ。
 本の具体的な内容自体は、素人の私にとっては「ふーん」といった感じだが、実際にバレーバールのアナリストをやっている人には結構啓発される事が多いのだろう。今週末は、プレミアリーグの女子決勝トーナメントを東京体育館に見にいくつもりだが、この本を読んだことで、ちょっと今までとは観戦の仕方が変わってくるかなと楽しみにしている。

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