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クオリティ国家

 久しぶりに大前研一氏の本を読んだ。「リーダーの条件が変わった」と「クオリティ国家という戦略」の二冊。
 前者は震災の年2011年の9月発行ということもあるのかもしれないが、かなりペシミスティックな印象があった。後者も、スイスやシンガポールといった「クオリティ国家」を紹介しながら、国家戦略のグランドデザインを提言する内容だが、かつての「新・国富論」のようなインパクトよりも、どちらかというと「諦め」の気持ちを読み取ったのはうがった見方だろうか。自分自身の個人的な今の気分の問題もあるかもしれない。「新・国富論」からすでに25年以上の時が経過しているが、この時間の重みを改めて思う。
 「クオリティ国家という戦略」は示唆に富んだ本だが、日本はさしあたり、ここに書かれたような国々のようにはならないだろうという気がする。もちろん、大前氏の言うように各クオリティ国家の戦略はそれぞれ大きく異なるということであれば、日本は日本の道を探せばいいとも言える。これから来るであろう嵐の後に、世界最先端の静かで穏やかな国という形の「新しい概念のクオリティ国家モデル」を実現するのかどうかはよく分からないのだが。

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