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2014年6月 2日 (月)

シンガポールの歴史

 リー・クアンユー世界を語るを読んだ勢いで、岩崎育夫さんという方の「物語 シンガポールの歴史」(中公新書)という本を読んでみた。
 全然「物語」ではなく、数字、統計も多い本だが、短い同国の歴史を駆け足で把握するには良い本だと思った。
 イギリスが植民地とした時、シンガポールには住人が殆どいない島で、ジョホールの王様に年金を保証する事で比較的たやすく譲渡されたという経緯は興味深かった。他の植民地とは事情がかなり異なるが、リー・クアンユーのいう「申し分の無い不動の主人」としてのイギリスへのシンパシーもこういった歴史の延長線上に醸成されたのだろうということが少し理解できた気がした。隣国であるマレーシア、インドネシアとの関係も多少分かった。
 現在は東南アジアの中心的な存在として注目されるシンガポールだが、短いながらその歴史をひもといてみれば、国の運営には結構な綱渡りを経験している事がリアルな感覚で分かる。直近50年、100年の現代史はやはりよく学んでおく必要がある。次回シンガポールに行く機会がいつあるか分からないが、これまでとは少し違った見方ができそうだ。
(ちなみに、先日KLから帰国する際、橘玲の「タックスヘイブン」を飛行機待ち時間に空港でKindleにダウンロードし、機内で7時間缶詰になっている間に読んだのですが、これもシンガポールを舞台にした小説でした。という事でこの1ヶ月ほど何故かシンガポールづいていましたが、とりあえず歴史ものを読んだので、ちょっと一段落しようかと思います。)

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