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2014年12月24日 (水)

新しい日本人

 日下公人さんの「『新しい日本人』が創る2015年以後」を読んだ。
日下さんも年齢を感じている(自分に残された時間を考えている)のだろう。最近はストレートな物言いが結構ある。この本は重層的な日本人という概念をベースにいろいろな話題を展開しており、共感する部分が多いが、最近自分自身が感じていた事とピッタリフィットする部分もあった。
 曰く「貧しかった時代は『本業』があって『余暇』があった。一生懸命働いて、やっと休みをもらって遊びに出かける。これをレジャーと称した。豊かな社会になるとレジャーの区別がなくなる。そんな仕事も増えてくる。「見かけは仕事をしているけれど、心の中は遊んでいる」という、人が珍しくなくなる。これは日本が先端産業国になったからである。仕事と遊びの区別を一生懸命つけてきたのが近代社会だった。フロンス革命以降の啓蒙思想とか合理精神からすると、そうなる。ものごとを区別してはっきりさせるのが近代だった。だから『一日八時間は、会社に売った時間で、それ意外は自分の時間』とはっきり区別しようとしてきた。その境界を曖昧にすると『公私混同』と呼ばれた。」
 「ライフワークバランス」という言葉がはやりだが、個人的にはこれは底の浅い考えだと思っていた。公私混同の勧め、システムでいうとBYODにもつながるかもしれないが、フロンティアはそういうものだという気がする。もっとも、これは「フロンティア」の話であって、現実的には、えてして易きに流れる事が多いのだろう。しかし、少なくとも自分はそういった「いきのいい」フロンティアに身を置きたいものだと常々考えているのである。

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