文化・芸術

2016年10月 7日 (金)

ホロヴィッツ

中村紘子さんの「チャイコフスキー・コンクール」を読み、またクラシックに少し興味がもどったところで、ホロヴィッツのCDをレンタルして聴いてみました。最初、録音が良くない事もあり、「あれ?」と思ったのですが、落ち着いて聴いていると、やはりこれはものすごい。特にショパンのノクターン2番や、シューマンの子供の情景作品15といった曲は聞き慣れている事もあり、そのスローなメロディーのピアノ、ピアニッシモの音色が秀逸で、ピアノが静かに穏やかに歌っているという感じがよく分かりうっとりします。古い録音からも、絶妙な強弱とうねるような音色が伝わってきて、目から(耳から?)うろこ的な感動がありました。

2016年9月20日 (火)

クラシック音楽

若いころヴァイオリンを弾いていた事があります。小学校2年から5年までは先生についてレッスンを受けていました。中学、高校は学校のオーケストラ、大学1年の時はヴィオラを弾いてみましたが、その頃になると周りの人達はほとんどセミプロという感じで、大学の授業にも出ずに楽器をひいているような人ばかりだったので、これは自分の居場所ではないなと、思い切って楽器をひくのもやめてしまいました。その後、たまに思い出したように音をだすこともありましたが、現在の家に引っ越してからは周りが住宅密集地という事もあり、ケースから出すこともなくなりました。

一方、家内はクラシック音楽が好きで、マレーシアにいた時もマレーシア交響楽団の年間会員になって、たびたびツインタワーにあるコンサートホールにでかけていました。私も3回ほど一緒に行きましたが、南国で聴くクラシックはまたなかなかいいものでした。
先週末、敬老の日という事もあり、実家に父を訪ねた時に、たまたま中村紘子さんの出ている番組の録画を見たのですが、これが結構感銘深い内容だったので、帰りの京浜急行の中で、中村紘子さんの「チャイコフスキー・コンクール」という、大宅壮一ノンフィクション賞をとった本をAmazonで、オーダーし、三連休で読んでいました。久しぶりにこの手の本を読んだのですが、こういう世界ってあるんだよなあという感慨がありました。ピアノだけでなく、その文章は並の腕前ではありません。本当に才能あふれる人だったんだなあと改めて認識。クラシックもなかなかいいもんだという気に久しぶりになりました。クラシック音楽も、これまで漫然と聴いていましたが、少し体系だてて聴いてみるのもいいかなと思います。気負う事なく、楽しむ事ができればそれはそれでいいんじゃないかなと。

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MPOの本拠地、ツインタワー内のコンサートホール
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Mpo



2011年11月 6日 (日)

指揮者の共演

 昨日、警視庁音楽隊のコンサートに行ってきたのですが、日比谷公園野外小音楽堂での水曜コンサート1000回記念ということで、現在の第7代隊長(指揮者)の他に、前任、前々任の隊長さんが2曲ずつ(アンコールで6代隊長が指揮したので正確には3曲と2曲)の指揮をとりました。
 この3人の指揮が、かなり趣の違うもので、その点も面白い趣向だったと思います。退任されたお二人は、第五代の牟田さんが日本吹奏楽指導者協会副会長、第六代の林さんが洗足学園大学指揮科教授ということで、今も音楽に関わりのある現役の方々のようですが、牟田さんは全体をきれいにまとめた端正な指揮、林さんは情緒も豊かに団員の力を引き出そうという雰囲気に満ちた指揮で、ブラスバンドのメンバーも心なしか「のって」演奏しているような気がしました。現隊長の小林さんは、自らいろいろな名曲を吹奏楽用に編曲して披露されており、進取の気象に満ち、いたずらっ気もある方のようにお見受けしました。
 同じバンドが指揮者によって随分演奏が変わるものだなあと思いながら約2時間のコンサートを楽しむことができました。ちなみに「ブラジル」という曲では、久しぶりにラテンパーカッションを心地よく聞けました。
 昨日は日比谷公園では菊花展が行われており、銀杏がところどころに落ちて秋のバラも満開。この季節の風情を満喫した午後でした。

2011年10月 1日 (土)

林家たい平独演会

 長女のお友達にチケットをいただき、林家たい平の独演会に行ってきました。会場は「なかのゼロ」小ホール。演目は最初に古典落語「らくだ」、休憩をはさみ弟子の林家あずみさんの話の後にこれも古典落語の「宿屋の富」。
 独演会という形式の落語は初めて聞きましたが、一席15分とか20分程度しか時間のない寄席と違って時間が十分とってあるので一つ一つの落語をじっくりと聴けるという点で大いに楽しめ、いいもんんだなあと思いました。特に「らくだ」は熱演で、夕食を食べずに会場に入ったので、屑屋が酒を飲む場面では思わずおなかがなってしまいました(笑)。話としては火葬場でのサゲまでは行かず、酒が入って形勢逆転した場面で終わっていましたが、十分まとまりのある話になっていました。林家あずみさんは昨年から弟子入りした方のようですが三味線をひきながらの華のある漫談を披露していました。最後の「宿屋の富」も最初のほら話、湯島天神での人々の描写をていねいに話して会場をわかせていました。 
 落語もこういった独演会や一門会といったイベントもいろいろ行われているようなので、少しずつのぞいてみたいなと思いました。